俺…いったいなにやってんだろ (午前2時)
機織を覗いてしまったおじいさんや、うっかり振り返っちゃったイザナギのように、人はつい"してはいけない"ことをしてしまうものです。
深夜めしも同じ。こんな時間に食べたら絶対太る、そう分かっているからこそ美味いんです。テンションで買ってきてしまって、「あーこれ太るなぁ」と呟きながら包装を剥がしていくときの胸の高鳴りは好きなあの子のリコーダーをprprする前のドキドキに多分似ている。
というわけで今回の深夜めしはざるそば(200円)、生ハム(200円)、そしてZIMA(250円)です。
まずは買ってきたZIMAが温くなる前に味わいます。
現在ZIMAにはいつもとちょっと違った味を楽しめる、「ジーマ ナチュラル タブレット」なるものがついてきます。ビタミンC レモン味、ピーチコラーゲン味、ゴールデン コーラ味の3種類がありますが、今回はコーラをチョイス。ピザなんでコーラ好きなんですよ。
入れると景気よくシュワワーと溶け始めますが…そうすぐには味変わりませんね。注意書きにはモノによっては溶けきるのに30分かかる場合もあるそうなので、冷蔵庫に入れるのもありですね。
酒が入ったら次はおつまみです。
生ハムにハマるきっかけになったローソンの100円の生ハムは残念ながら消えてしまい、その後に出た150円のちょっと枚数多くなったパックは何か妙な甘みがあって好きじゃないのでもっぱらスーパーのモノを買ってます。
わずかに歯ごたえを感じる絶妙な厚さ、辛すぎない塩気がたまりません。舌の上にのせてちょっとねぶるように食べるのがオススメ。このスベスベな表面をいつまでもprprしていたい…安物ですら美味いんだから、高級なのってどんな味がするんでしょうね。楽しみです。
肉気と酒を愉しんだらお待ちかねのそばへ。
「ざるそば 小割タイプ」とあるように、そばが小さく6つの固まりに分けられています。もちろん特殊なフィルムとか保存をしているわけではないので、製造時間から恐らく20時間は経過しているであろうそばは見た目からパサパサしています。
そばに海苔を散らし、甘みがつよいつゆを容器にあけ、ネギを半分、ワサビを半分溶かし食べる用意を整えます。もそっと、箸で掴んだだけで「あ、これ絶対ノドに詰まるわ」というそばを1ブロック持ち上げ、大胆に容器にダイブインさせます。
少しほぐしてから、それでもまとまったままのそばを思いっきり頬張る。もそもそと、上品なそばとは程遠い歯ごたえ。詰まりそうになりながら飲み込むと、つゆの甘さと、ほんのりわさびの爽やかさが残る。
そば好きな人からしたら許せないかもしれませんが、この安っぽさが素晴らしく美味い。もちろんこだわったそばも好きですが、それとはまた違った美味しさがコレにはあります。向こうは「味わう」ために作られていますが、こっちは「食べる」ためにあるというか。"食欲を満たす"そのベクトルが違うように感じます。人目を気にせず、だっぷりとつゆにつけて下品に食べられるというのも魅力ですね。
一度目食べたときつゆが余ってしまい、「そうか、これは喉が詰まらないようにつゆを飲みながら食べればいいんだな」と気が付いたので今回は丁度よくどちらも消費できました。これで200円だから素晴らしい。しかもそばなので深夜めしにはぴったりなメニューです。
毎日はできないけど、たまに食べるからこそ美味しく、そして楽しい深夜めし。これからも色んな禁忌を犯していきたいですね。
15分くらい経ったZIMA。確かにちょっとコーラっぽい感じもしますが、それより温さが気になりました…